積川神社の御朱印|和泉国四之宮・重要文化財の朱殿と天然記念物の椋【岸和田市】

朱塗り本殿・青空バックが映える 大阪御朱印

「和泉国四之宮ってどんな神社なんだろう?」

和泉五社めぐりを始めた50代の私たちが次に向かったのは、大阪府岸和田市に鎮座する積川神社(つがわじんじゃ)

鳥居をくぐった正面奥にある「朱塗り」の本殿がドーンと目に飛び込んできて、思わず「わあ、きれい!」と声が出てしまいました。

改修したばかりという社殿の朱色が、5月の青空に映えてほんとうに鮮やか。

境内はほぼ平坦で足腰への負担も少なく、話好きな宮司さんとのんびりおしゃべりまで楽しめた、ほっこり参拝でした。

積川神社とは? 〜和泉国四之宮・崇神天皇ゆかりの古社〜

積川神社 由緒書き碑文
由緒書き碑文

積川神社は、第10代崇神天皇(すじんてんのう)の御代に創建されたと伝わる、岸和田市積川町に鎮座する式内社です。

もともとは牛滝川(うしたきがわ)上流の水利神として地域の信仰を集めた神社で、後に深山川と高低差のある延喜川(えんきがわ)を合わせた「積川」の名が地名の由来になったとも伝えられています。

境内に立つ由緒書きの碑文には、こんな歴史が刻まれています。

・崇神天皇の御代に創立され、泉五社に刻し朝廷より勅願社として格式の高い社として崇められてきたこと。

・白河上皇が熊野御幸のみぎり本社を遥拝され、鳥居に掲げられた扁額の筆蹟をご覧になって親ら筆をとり「正一位 積川大明神」の八字を大書して掲げられたこと。

・元亀年間(約250年の社流造の境内に御本殿が三間社流造として建立され、奥に檜皮葺(ひわだぶき)の桃山建築を現在に伝える片桐が残ること……。

碑文に刻まれた歴史の重みを感じながら、夫婦でしばらく読み込んでしまいました。

和泉五社は霊亀2年(716年)に制定され、積川神社は和泉国四之宮に位置づけられています。

五社の内訳は次のとおりです。

  • 一之宮:大鳥大社(堺市)
  • 二之宮:泉穴師神社(和泉市)
  • 三之宮:聖神社(和泉市)
  • 四之宮:積川神社(岸和田市)← 今回
  • 五之宮:日根神社(泉佐野市)

御祭神は座摩巫祭神五座(ざまのみこさいじんござ)と同じ五柱。生井神(いくいのかみ)・栄井神(さかいのかみ)・綱長井神(つながいのかみ)・阿須波神(あすはのかみ)・波比岐神(はひきのかみ)が祀られており、これは宮中でも祀られる由緒正しい神々です。

家内安全や五穀豊穣、勝運祈願のご利益があるとされています。

積川神社の基本情報

神社名積川神社(つがわじんじゃ)
住所大阪府岸和田市積川町350番地
電話072-479-0079
参拝時間境内自由(年中無休)
御朱印受付時間社務所開所時間内(要確認)
初穂料無料(境内)
駐車場あり・無料(約30台/境内北側)
最寄りバス停南海ウイングバス「積川神社前」下車すぐ
アクセス(電車)南海本線「岸和田駅」または「久米田駅」から南海ウイングバス内畑方面行きに乗り換え「積川神社前」下車すぐ
アクセス(車)阪和自動車道「岸和田和泉IC」から約1.4km・約6分
社格延喜式内社・郷社・勅願社/和泉国四之宮
公式サイトhttp://www.toric-inc.com/tsugawa/

🚗 駐車場は鳥居の左手から入り、境内北側に約30台分あります。無料で利用できるのはありがたい!地域の集会などが重なる日は混み合うこともあるので、早めの時間がおすすめです。

積川神社の御朱印情報

積川神社の御朱印
積川神社の御朱印

積川神社の御朱印は直書き1種のみ。社務所にていただけます。

  • 種類:通常御朱印(1種)
  • 初穂料:300円
  • 書き方:直書きのみ(書き置きなし)
  • 待ち時間:約15分(参拝当日)
  • 限定御朱印:なし

御朱印には「積川神社」の大きな墨書きと、「和泉国四之宮」の朱印が押されておりシンプルです。令和八年五月九日の日付も丁寧に入れていただきました。

✏️ 社務所ではとても話好きな宮司さんが対応してくださいます。神社の歴史や本殿の改修についても詳しく教えていただけますよ。待ち時間も会話があっという間!

見どころ① 重要文化財の本殿〜豊臣秀頼が再建した桃山建築〜

朱塗り本殿
本殿・拝殿

積川神社最大の見どころは、なんといっても国指定重要文化財の本殿です。

豊臣秀頼が再建したと伝えられるこの本殿は、三間社流造(さんけんしゃながれづくり)・正面千鳥破風付(ちどりはふつき)・桧皮葺(ひわだぶき)という桃山建築の粋を結集した建造物。

大正3年4月に特別保護建造物(国宝)に指定され、昭和25年の法律改正により改めて重要文化財に指定されました。

境内の説明文によれば、慶長年間に建築年代は定かではないものの明治8年に檜皮屋根を葺き替えており、現在も美しい状態が保たれています。

私たちが参拝した2026年5月、ちょうど本殿の改修が終わったばかりとのこと。

境内に満ちる鮮やかな朱色が初夏の青空とのコントラストを作り出し、二人して「これは本当に美しい!」と見とれてしまいました。

本殿・社殿(その2)
本殿・社殿(その2)

見どころ② 両部鳥居〜神仏習合の証〜

両部鳥居
両部鳥居

参道入口で迎えてくれるのは、四本の控え柱を持つ両部鳥居(りょうぶとりい)です。

神仏習合の時代から残るこの形式の鳥居は珍しく、かつての神仏習合文化を今に伝えています。

石鳥居をくぐり、緑に囲まれた石段を上っていくと、境内の雰囲気がまた一段と深まります。

境内には境内社として八阪社(やさかしゃ)も鎮座しています。

案内板によると、御祭神は素戔嗚尊(牛頭天王)で病気平癒・健康安全のご利益があるとされ、元々は積川村内の氏神として長く信仰されてきた神社です。

明治維新後に積川神社に合祀された後も、平成25年2月に解体前と同じ姿で新しく再建されました。

見どころ③ 天然記念物の椋(むく)の木

天然記念物・積川神社の椋
天然記念物・積川神社の椋

参道の脇にそびえる巨木は、岸和田市指定天然記念物の「積川神社の椋(むく)」です。

看板には「天然 記念物 積川神社の椋」と記されており、その幹の太さと樹齢はまさに圧巻。

鳥居と並んで立つ姿が、この神社の悠久の歴史を物語っています。

50代の私たちが見上げると、その大きさに改めて自然の力強さを感じました。

「この木はいったい何百年生きてきたんだろうね」と夫婦で話しながら、しばらくの間、緑の葉越しに差し込む光に心を洗われるような時間を過ごしました。

50代夫婦のほっこり参拝記

鳥居
鳥居

2026年5月9日、晴れわたる清々しい朝に積川神社を参拝しました。

10時ごろの到着でしたが、境内はとても静かで参拝者もまばら(地元の人が散歩中)。

広い駐車場にもゆとりがあり、50代夫婦にはありがたい「すいている参拝」でした。

境内はほぼ平坦で、石段があるのは最初の参道のみ。段数も少なく傾斜もゆるやかなので、足腰に不安がある方でも安心して参拝できます。

「これは楽やね〜」と夫がほっとしていたのが印象的でした。

何より嬉しかったのは、社務所での宮司さんとの会話。

御朱印をお願いしながら待っていると、宮司さんが本殿改修の話や神社の歴史をとても楽しそうに語ってくださいました。

「改修したばかりで朱色がきれいでしょう」と誇らしげな表情がとても印象的で、私たちも「本当に美しいですね!」と盛り上がりました。

15分の待ち時間もあっという間。御朱印と一緒に、温かな思い出もいただいて帰りました。

📌 社務所では話好きな宮司さんが対応してくださいます。神社の歴史や見どころについてもいろいろ教えていただけるので、ぜひ積極的に話しかけてみてください。直書き御朱印は約15分お待ちいただく形でした(参拝当日の状況)。

セットで巡りたい!和泉五社の仲間たち

積川神社は和泉国四之宮。せっかくなら残りの四社もセットで参拝してみましょう。五社すべてを巡ると、御神徳もひとしおです。

  • 【一之宮】大鳥大社(堺市)の御朱印|日本武尊ゆかりの和泉国一宮
  • 【二之宮】泉穴師神社(和泉市)の御朱印|和泉国二之宮参拝レポート
  • 【三之宮】聖神社(和泉市)の御朱印|和泉国三之宮参拝レポート

まとめ:積川神社はこんな神社

  • 和泉国四之宮・和泉五社のひとつで、崇神天皇ゆかりの歴史ある古社
  • 豊臣秀頼が再建した本殿は三間社流造・桧皮葺の国指定重要文化財
  • 改修したばかりの鮮やかな朱色の社殿が晴天に映えて美しい
  • 参道に立つ両部鳥居が神仏習合の歴史を今に伝える
  • 境内に岸和田市指定天然記念物の椋の巨木がそびえる
  • 境内はほぼ平坦で50代にも優しい参拝環境
  • 話好きな宮司さんによる直書き御朱印(300円)がいただける

朱塗りの本殿の美しさ、巨木のパワー、そして宮司さんの温かな人柄……。積川神社はコンパクトながらも見どころが凝縮された素敵な神社でした。和泉五社めぐりの途中立ち寄りにも、単独参拝にもおすすめです。ぜひ訪れてみてください。

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