大阪・和泉市にある春日神社(かすがじんじゃ)をご存じですか?
南北松尾の氏神様として1,200年以上の歴史を誇り、なんと弘法大師・空海がひと冬を過ごしたという伝説が残る由緒ある神社です。
御朱印には「招福」の文字が躍り、境内には大阪府指定天然記念物の巨木「まき」もそびえています。
50代の私たちが実際に参拝した体験とともに、御朱印情報や見どころをたっぷりご紹介します!

春日神社(和泉市春木町)とは?1,200年の歴史と弘法大師の伝説
春日神社は、大阪府和泉市春木町に鎮座する、南北松尾の総氏神様です。
奈良の春日大社を総本社とし、同じ四柱の神様をお祀りしています。
神社の起源は非常に古く、称徳天皇の神護景雲二年(西暦768年)にさかのぼります。
常陸国(茨城県)の鹿島神宮から大和国(奈良県)へと御遷座の途中、武甕槌命(たけみかづちのみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)が当地に立ち寄られた際、この地に縁のある藤原氏の一族が喜んでお迎えし、社殿を設けて春日大明神を鎮座したのがはじまりとされています。
往時より当地方最も神威顕著な神社として知られ、後醍醐天皇より「正一位四所明神」の勅額を下賜されました。
松尾荘内の総氏神、産業隆昌の神としてのみならず、当地鎮護の神として旱害・疫病除けの祈願所として長く人々の崇敬を集めてきました。
また、境内には弘法大師・空海にまつわる伝説も息づいています。
古来、役の小角(えんのおづぬ)が開基したと伝わる宗福寺(神宮寺)が神社に付属して建てられており、唐から帰朝した空海上人が大同二年(807年)の冬、この宗福寺に移られて一冬を安居なされました。
それ以来、この場所は「冬堂(ふゆどう)」と称されるようになりました(※文永二年・1265年の銘のある冬堂の梵鐘が和歌山県かつらぎ町の妙見神社に現存しているとされています)。

明治41年(1908年)には、当時の南北松尾村の大字にあった神社が次々と春日神社に合祀され、現在の規模になりました。令和5年(2023年)にも社殿の立替が行われており、美しく整備された境内が参拝者を迎えてくれます。
春日神社の基本情報・アクセス・駐車場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 神社名 | 春日神社(かすがじんじゃ) |
| 住所 | 〒594-1141 大阪府和泉市春木町615 |
| 電話番号 | 0725-54-0352 |
| 御祭神 | 武甕槌命・天児屋根命・経都主命・比売大神 |
| 参拝時間 | 境内自由(社務所受付時間は要確認) |
| 御朱印受付 | 社務所にて(直書きのみ) |
| 御朱印初穂料 | 500円 |
| 駐車場 | あり(境内内・無料)※出入口に注意 |
| 公式サイト | https://www.kasugajinja-izumishi.com |
アクセス方法
南海電鉄泉北線「和泉中央駅」5番のりばより、南海バス「大阪技術研前行」または「テクノステージ・和泉商工会議所行」に乗車し、「テクノステージ口」バス停にて下車(徒歩約5分)。
お車の場合は境内内に無料駐車場があります。
ただし、駐車場から道路へ出る際は十分にご注意ください。出口付近は見通しが悪いうえに近くに信号のある交差点がなく、周辺が峠道の性質を持つ道路のため往来する車のスピードが速めです。
左右をしっかり確認してからゆっくりと出発されることをおすすめします。
⚠️ 駐車場出口の注意:見通しが悪く、付近に信号交差点がありません。車の往来スピードが速めなので、出る際は一時停止して十分に安全確認を!
春日神社の御朱印情報|招福の文字が躍る直書き御朱印

春日神社でいただける御朱印は通常1種類。初穂料は500円で、直書きのみとなっています(書き置きの対応はありません)。
- 種類:通常御朱印 1種
- 初穂料:500円
- 授与方法:直書きのみ
- 待ち時間:約15分(参拝日は空いており比較的スムーズでした)
- 限定御朱印:なし(2026年5月現在)
御朱印のデザインは、中央に朱色の丸い印と「春日神社」の四角い朱印、そして墨書きで大きく「招福」の文字が書かれています。右上には「奉拝」、左下には参拝日(令和八年五月九日)が記されており、力強く伸びやかな筆運びがとても印象的でした。
✍️ 「招福」の文字は墨の勢いが清々しく、二人で「これは縁起がいい!」と思わず顔を見合わせました。手元に届くまで約15分、静かな境内で待つひとときもまた心地よかったです。
御朱印帳をまだお持ちでない方、新しい一冊を探している方はこちらもどうぞ。
見どころ①|大阪府指定天然記念物「春日神社のまき」

境内でひときわ目を引くのが、大阪府指定天然記念物に指定された御神木「まき(槙)」です。
昭和49年(1974年)3月29日に指定されており、樹高約14メートル、樹齢は約250〜300年と推定される堂々たる巨木です。
案内板によると、まきは常緑高木で雌雄別株の植物。
上部の枝を落雷によって失っていますが、幹回りはおよそ2.2メートルをはかります。
本樹の実は男児の無事成長に効あるとして信仰されているとのこと。
また、公式サイトによると、境内のまきは天正年間に織田信長による兵火を二度受けたにもかかわらず、翌春には新芽を出したという伝説から「不老・延命の御神木」として崇められてきました。
青空に向かってたくましく枝を広げるその姿は、何百年もの歴史を黙って見守ってきた風格に満ちていました。
見どころ②|弘法大師冬籠(ふゆごもり)遺跡

境内の一角に、「弘法大師冬籠遺跡(こうぼうだいしふゆごもりいせき)」と刻まれた石碑と小さな鳥居が佇んでいます。
現地の説明板によると、弘法大師空海は平安時代初期、唐の都・長安に留学し真言宗の恵果(えか)に学んだ後、大同二年(807年)冬に唐から帰朝して和泉国横尾山施福寺(現・槙尾山施福寺)に移られました。
その縁で、一冬をこの地の宗福寺(神宮寺)で過ごされたとされています。この伝説から、その場所は「冬堂(ふゆどう)」と呼ばれるようになりました。
「旧参道にかつてあった冬堂橋」という地名も今に名を残しており、弘法大師ゆかりの地として参拝者の関心を集めています。歴史の重みをしみじみと感じられるスポットです。
見どころ③|神馬像・末社九頭神神社・思いはかり石

参道の入口付近には、春日神社の神紋(下がり藤に木瓜)をあしらった立派な青銅の神馬像が立ち、参拝者を出迎えてくれます。
神馬(しんめ)は神様の乗り物とされ、特に願いを運んでくれると言われる縁起物。
その躍動感あふれる姿と、足元を彩るピンクと白のコスモスの対比が美しく、思わずシャッターを切りたくなる風景でした。

境内には摂社の戎神社のほか、末社として九頭神神社(くずじんじんじゃ)もあります。白い提灯と石鳥居が並ぶ静かな社で、緑に包まれた雰囲気がとても神秘的です。

また、境内には「思いはかり石」と呼ばれるユニークな石碑があります。石の表面に身長を測る目盛り(50〜200cm)が刻まれており、こんな言葉が添えられています。
親は子の成長を思いはかり 子は親への感謝の心を思いはかる
お子さんの成長を記念して身長を刻む場所として設けられたもので、親子の絆を結ぶ温かい石碑です。
足元に足型の石もあり、その上に立って測る仕組みになっています。50代の私たちは思わず「測ってみようか」と笑い合ってしまいました。
授与品・おみくじ情報

社務所のそばには、かわいらしい授与品が並んでいました。目を引いたのは2種類のおみくじです。
- しあわせ幸福おみくじ(授与料200円):福禄寿・おかめ・恵比寿・大黒・弁才天などさまざまな縁起物のお守りがひとつ入っており、縁起物を大切にすることでご利益がもたらされるというおみくじ。
- 開運とんぼ玉みくじ(授与料300円):かわいいとんぼ玉のアクセサリーがひとつ入った開運みくじ。どれかひとつが入っています。
また、社務所では三種の神器腕輪(3,800円)も授与されていました。八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・草薙剣(くさなぎのけん)をモチーフにした水晶の腕輪で、身につけた人を守ってくれるとのこと。御守りにこだわりのある方はぜひ手に取ってみてください。

50代夫婦のほっこり参拝記
参拝したのは2026年5月9日(土)、晴れわたる気持ちのいい朝でした。11時ごろに到着しましたが、境内は空いており、ゆっくりとお参りできました。
境内はほぼ平坦で、段差や急な階段も少なく、50代の私たちでも足腰への負担なくラクに巡ることができました。
本殿への石段もそれほど急ではなく、手すりもしっかり設置されているので安心です。

本殿内に掲げられた「春日神社」の扁額(へんがく)と、赤い絨毯、奉納されたお酒の数々……令和5年に建て替えられたという社殿は明るく清潔で、清々しい気持ちでお参りできました。
思いはかり石のところでは「ちょっと測ってみようか」と試してみたり、とんぼ玉みくじが気になって二人でどれにしようか悩んだり。
歴史ある境内なのに、どこか温かみがあって、「また来たいね」と自然に言葉が出てくる神社でした。

まとめ|春日神社(和泉市春木町)の御朱印と見どころ
最後に、春日神社(和泉市春木町)の情報をまとめます。
- 御祭神は武甕槌命・天児屋根命・経都主命・比売大神の四柱。768年創建の1,200年以上の歴史を誇る南北松尾の総氏神様。
- 御朱印は直書きのみ・初穂料500円。「招福」の墨書きが力強く印象的。待ち時間は約15分。
- 境内には大阪府指定天然記念物「まき(槙)」がそびえ、不老・延命の御神木として信仰されている。
- 弘法大師・空海が一冬を過ごしたという「冬堂(ふゆどう)」の伝説が残る「弘法大師冬籠遺跡」がある。
- 「思いはかり石」は子の成長を願う親子の絆を結ぶ石碑で、足型の上に立って身長を測ることができる。
- しあわせ幸福おみくじ(200円)・開運とんぼ玉みくじ(300円)など個性的な授与品が充実。
- 境内はほぼ平坦でバリアフリー的。50代でも体力的に問題なくゆっくり参拝できる。
- 駐車場は無料だが、出口の見通しが悪いため退出時はスピードを落として十分に安全確認を。
弘法大師の足跡と1,200年の歴史、そして大阪府指定の天然記念物と盛りだくさんの春日神社。
緑豊かな境内でゆったりと過ごしながら「招福」の御朱印をいただけます。
大阪南部の御朱印巡りの際はぜひ立ち寄ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。「忘れんぼ夫婦の御朱印日和」では、大阪・奈良・和歌山・京都を中心に50代夫婦目線の参拝レポートをお届けしています。引き続きどうぞよろしくお願いします😊

