日根神社の御朱印|シール貼り付け型の珍しい御朱印と枕の神様を参拝【大阪・泉佐野】

日根神社 大阪御朱印
日根神社の鳥居と御朱印

大阪・泉佐野に、「枕の神様」として知られる全国でも珍しい神社があるのをご存じですか?

日本遺産「日根荘(ひねのしょう)」の鎮守であり、和泉国五社のひとつに数えられる格式ある古社——それが日根神社(ひねじんじゃ)です。

春には参道の桜が美しく、御朱印はシールを自分で貼って仕上げるユニークなスタイル。

50代の私たちも思わず「これ、初めて見た!」と声が上がった参拝でした。

一の鳥居と桜
一の鳥居と桜

日根神社とは? 神武天皇ゆかりの「枕の神社」

日根神社の創建は、神武天皇(かむやまといわれびこのみこと)の東征にまでさかのぼります。

社伝によれば、河内から大和へ進もうとした磐余彦尊(いわれびこのみこと)が、現在の日根野の地に根城を構え、天照大御神(アマテラスオオカミ)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)に戦勝を祈願。

見事に長髄彦を平らげた後、「日の神と根の神をお祀りした野原」として「日根野(ひねの)」と名付けたのが、この地と神社の起こりとされています。

その後、仲哀天皇2年(192年)に鵜葺草葺不合尊(うがやふきあへずのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られ、白鳳2年(674年)には天武天皇が社殿を造営。

霊亀2年(716年)に定められた和泉五社(大鳥・泉穴師・聖・積川・日根)の第五宮として格付けられ、延喜式内社にも列せられました。

境内に掲げられた案内板にも「延喜式の式内社です。日根荘全体の鎮守で、和泉国五社の一つでもありました」と記されています。

戦国時代、天正4年(1576年)に豊臣秀吉の根来攻めによって社殿がことごとく焼失。

その後、慶長7年(1602年)に秀頼によって再建された現在の本殿は、大阪府有形文化財に指定されています。

本殿の説明板(大阪府教育委員会設置)によれば「社伝は天正年間兵火に焼失したものを豊臣秀頼が再建したもの。

縁側回りに修理の跡が細部に認められるが、桃山時代の特徴をあらわし斗栱など比較的大きなものがある」とのことで、桃山文化の面影を色濃く残す貴重な建物です。

本殿・拝殿と一対の狛犬
本殿・拝殿と一対の狛犬

基本情報

神社名日根神社(ひねじんじゃ)
住所大阪府泉佐野市日根野631
御祭神鵜葺草葺不合尊(うがやふきあへずのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)ほか
社格延喜式内社・和泉国五宮
参拝時間自由(社務所:9:00〜17:00頃)
拝観料無料
駐車場あり(日根神社専用駐車場・無料)
アクセス(電車)JR阪和線「日根野駅」から南海バス犬鳴山行き「東上(ひがしうえ)」下車すぐ/車で約5分
アクセス(車)阪和自動車道 上之郷ICより約10分
公式サイトhttps://hine-jinja.jp/

🚗 駐車場について:神社近くに日根神社専用の無料駐車場があります(「日根神社 P」の看板が目印)。ただし隣接する大井関観光保存会の専用駐車場とは別になっていますのでご注意を。

日根神社の御朱印情報

参拝日(令和8年4月9日)にいただいた御朱印は書き置きのみで、待ち時間はほぼなくすぐに受け取れました。

いただいた御朱印の種類

  • 通常御朱印「日根神社」(書き置き・500円)
  • 大鳥居再建奉賛記念御朱印「日根神社」(書き置き・500円)
御朱印(書き置き)と授与シール
御朱印(書き置き)と授与シール

令和8年4月9日付の御朱印には、大きく「日根神社」の墨書きと朱色の社印が押されていました。

さらに注目なのが、一緒に授与された小さなシール5枚セット

鳥居のイラスト・「HINE-JINJA」ロゴ・「式内社 和泉国五之宮」の文字・おまつりグッズ・玉串のイラストなど、神社オリジナルのかわいいシールを自分でペタペタ貼って、世界にひとつだけの御朱印を完成させるスタイルです。

また、大鳥居再建奉賛記念の御朱印には本殿の前に大鳥居が描かれたカラーイラストが添えられており、こちらも「式内社 和泉国五之宮」の文字入りで、参道を背景に掲げるとすごく映えます。

✍️ 御朱印メモ:シールを自分で貼るスタイルの御朱印は、私たちは初めて! 「どこに貼ろうか」と二人でワイワイ相談しながら仕上げるのが楽しかったです。授与所でシールの位置のアドバイスをいただけることもあるようなので、スタッフさんに気軽に聞いてみましょう。

御朱印帳をお持ちでない方は、この機会にぜひ用意しておくのがおすすめです。

見どころ①:全国唯一!「枕の神様」とまくら祭り

日根神社の最大の特色は、全国でも唯一の「枕を守護する神社」であること。

境内には「おんまくら(まくら絵馬)」の案内板があり、初穂料800円で枕型の絵馬に願いを書いてお祀りできます。

安眠・子授け・安産のご利益で知られ、不眠に悩む方が全国から参拝に訪れます。

おんまくら(まくら絵馬)の案内板
おんまくら(まくら絵馬)の案内板

そして毎年5月に行われる例大祭「まくら祭り」は、約500年前の古文書にも記録された歴史ある祭礼。

5メートルほどの竹竿に色とりどりの飾り枕をつけた枕幟(まくらのぼり)を背負い、「五社音頭」を唄いながら地域を練り歩く、他に類を見ない華やかな祭りです。

江戸時代、子宝を願う村の娘が枕を奉納してご利益があったのが起源とされています。

🛏️ 枕守りも授与されています! 小さくてかわいらしい枕の形のお守りは、安眠・子授け・安産を願う方へのプレゼントにも喜ばれそうです。

見どころ②:春の参道と大鳥居・摂社 比売神社

日根神社の参道は桜の名所としても知られています。

私たちが訪れた4月上旬はちょうど満開の時期で、朱色の大鳥居と薄ピンクの桜のコントラストが絶妙で思わずスマホで写真と撮りまくりました!(笑)

参道の左手に見える建築物は日根神社ではなく隣接する「慈眼院(じげんいん)」の建物(←次回紹介します!)なのでお間違いなく。

参道と桜の景色
参道と桜の景色

境内には摂社の比売神社(ひめじんじゃ)も鎮座しており、御祭神は大日霊貴尊(おおひるめむちのみこと)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)・渡御神(わたりのかみ)ほか計15柱。

こちらも大阪府有形文化財に指定される格式ある社です。

参拝の際はあわせてお詣りしてみてください。

比売神社の案内板には「式内社・泉五社の一 日根神社 御祭神 鵜葺草葺不合尊・玉依姫命」などとともに、主な祭礼(新年祭・御例祭・斎祭・新嘗祭)の日程も掲示されていました。

比売神社の案内板
比売神社の案内板

見どころ③:日本遺産「日根荘遺跡」と隣接の慈眼院(国宝あり!)

日根神社は日本遺産「旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち——中世日根荘の風景——」の構成資産のひとつです。

参道入口近くに設置された案内板(泉佐野市教育委員会)には、「延喜式の式内社。日根荘全体の鎮守で、和泉国五社の一つ。

『日根野村絵図』には大井関大明神として描かれ、春の祭礼での催し(猿楽の奉納・競馬など)や連歌の様子が記されている」と記されており、中世の荘園文化を今に伝える生きた遺産です。

そして参道左手の柵の向こうに見えるのが慈眼院(じげんいん)

真言宗御室派の寺院で、天武天皇2年(673年)に日根神社の神宮寺として創建されました。

境内には鎌倉時代建造の多宝塔(国宝)と金堂(重要文化財)が現存しており、泉佐野市内で唯一の国宝建築です。日根神社参拝のあとはぜひセットでお立ち寄りを。

⚠️ 参拝時の注意:本殿に向かう参道の左手に塔などの建築物が柵越しに見えますが、あれは「慈眼院」の建物です。日根神社の境内ではありませんのでご注意ください。気になって柵の隙間からのぞいても……怪しまれます(私たちがそうでした笑)。次の記事で慈眼院をご紹介します!

50代夫婦のほっこり参拝記

参拝した4月9日は曇り空でしたが、境内は桜がほぼ満開。平日の午前10時ごろで参拝客もまばらで、のんびり歩けました。

ほぼ平坦な境内なので、50代の私たちでも足腰への負担はほとんどなし。石段もわずかで、ゆっくり参拝できるのがありがたいです。

楼門から見た拝殿
楼門から見た拝殿

参拝を終えて帰り道を歩いていると、宮参りの若いご夫婦とすれ違いました。

白い産着に包まれた赤ちゃんを抱いたお父さん、緊張した面持ちのお母さん。二人思わず「あー、私たちもああだったよねえ」と顔を見合わせて笑いました。

子授け・安産の神様が守るこの場所で、新しい命の誕生を祝う家族に会えたこと——なんだか幸せをおすそわけしてもらったような、温かい気持ちになりました。

御朱印のシール貼りも、二人でわいわい「ここがいいんじゃない?」「いやここでしょ」と相談しながら仕上げました。

こういう参加型の御朱印、大好きです。

御朱印巡りのおともに

御朱印帳や御朱印グッズをまだお持ちでない方、そろそろ新しいものに替えたい方はこちらからどうぞ。

セットで巡りたい!近隣の御朱印スポット

日根神社のすぐ隣には国宝の多宝塔を擁する慈眼院があります。

また、和泉国五社の御朱印巡りをお考えなら、大鳥大社・泉穴師神社・聖神社・積川神社もあわせて参拝するのがおすすめです。

  • 【慈眼院】国宝の多宝塔!日根神社の隣にある真言宗の古刹(記事準備中)
  • 【大阪の御朱印まとめ】おすすめ神社・寺院一覧(記事準備中)
  • 【和泉国五社めぐり】大鳥大社から日根神社まで全部行ってみた(記事準備中)

まとめ:日根神社はこんな方におすすめ!

  • 「枕の神様」として安眠・子授け・安産のご利益を求める方
  • シールで自分好みにカスタマイズできるユニークな御朱印を集めたい方
  • 日本遺産「日根荘」ゆかりの歴史ある古社を参拝したい方
  • 桜の名所として春の参道を楽しみたい方
  • 隣接する慈眼院の国宝・多宝塔もあわせて見学したい方
  • ほぼ平坦で足腰への負担が少ない参拝スポットをお探しの方
  • 関西空港・泉佐野エリアを観光する際の立ち寄りスポットとして

大阪南部・泉佐野にこんなに素敵な古社があったとは! 桜と鳥居のコラボ写真、かわいい枕守り、シールで作るオリジナル御朱印——どれも忘れんぼな私たちでもしっかり記憶に残りました(笑)。ぜひお出かけの際は、隣の慈眼院もセットでどうぞ。

大鳥居再建奉賛記念御朱印を参道鳥居前で
大鳥居再建奉賛記念御朱印を参道鳥居前で

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